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整形外科

【護国寺の桜】お花見ウォーキングで健康な足腰づくり

── 春の散策を、来年もその先も楽しむために ──


護国寺の桜シーズンは「足腰リセット」の絶好機

文京区・護国寺周辺は、春になると桜並木が一斉に色づき、思わず外に出たくなる季節になります。普段はデスクワークや車移動が多い方でも、「桜を見に行こう」と自然に歩きたくなる、貴重なタイミングです。

お花見がてらのウォーキングは、心のリフレッシュ・運動不足の解消・体重や血圧・血糖コントロールの補助など、健康面でうれしいことがたくさんあります。このブログの「春先の血圧の乱れ」の記事でもお伝えしたように、春は生活リズムの変化が血圧にも影響しやすい季節であり、適度な歩行習慣はその安定にも役立ちます。

一方で、久しぶりに長い距離を歩くと「膝の裏がつっぱる」「股関節の付け根が痛い」「ふくらはぎがパンパンになる」といったトラブルが出やすいのも事実です。この記事では、お花見ウォーキングを安全に楽しむための歩き方・ストレッチ・受診の目安をお伝えします。


「お花見ウォーキングで膝が痛い」よくある原因

久しぶりの長距離歩行や、坂道・階段の多いコースを歩いたときに出やすい痛みとして、膝の曲げ伸ばしに関わる筋肉(太ももの前後)のこわばり、膝関節を支える靭帯や腱への負担、股関節周りやお尻の筋肉の疲労、足首まわりの柔軟性不足などが挙げられます。

護国寺〜雑司ヶ谷〜目白台エリアは、坂道・階段・アップダウンが多く、「普段は平坦な道しか歩いていない」という方にとっては意外と負荷のかかるコースです。このブログの「フレイル・サルコペニア」の記事でも触れたように、日頃の筋力・バランス機能の低下が、こうした場面での痛みやつまずきの背景になることがあります。日頃から膝や腰に不安がある方は、歩き方と事前の準備を少し意識するだけでも、痛みの予防につながります。


楽しく歩くための「基本フォーム」

歩幅は「やや狭め」でOKです。「せっかく歩くなら大股で!」と頑張りすぎると、膝への衝撃や股関節へのねじれが増えてしまい、痛みにつながることがあります。お花見ウォーキングでは、歩幅はいつもより「ほんの少し広いかな」程度を目安にして、無理に前へ足を投げ出さないようにすると、関節への負担を抑えつつ十分な運動効果も得られます。

かかとから静かに着地することも大切です。足をつくときは、かかと→足裏全体→軽くつま先で地面を押す、という流れを意識すると、膝へのガツンとした衝撃が和らぎ、ふくらはぎや太もも全体の筋肉をバランスよく使えます。「ドスドス」ではなく「すっと着地して、すっと蹴り出す」イメージです。

坂道では「膝を上げる」意識を持ちましょう。護国寺周辺の坂道や目白台の起伏では、歩幅を無理に広げるより「膝を少し高く上げて、足を置きにいく」イメージを持つとつまずきにくくなります。特に下り坂では、歩幅を小さめにして膝を軽く曲げたまま着地すると、膝への衝撃を減らせます。


お花見前後におすすめの「簡単脚ストレッチ」

ご自宅や護国寺のベンチなどでもできる簡単なストレッチをご紹介します。いずれも無理のない範囲で、気持ちよく伸びるところまでにとどめてください。

ふくらはぎストレッチは、壁や電柱に手をつき片足を一歩後ろに引いて、後ろ足のかかとをしっかり床につけたまま前足に体重を乗せます。後ろ足のふくらはぎが伸びているところで20〜30秒キープし、左右行います。

太ももの前側ストレッチは、どこかにつかまって片足で立ち、反対側の足首を持ってかかとをお尻に近づけます。太ももの前側が伸びているところで20〜30秒キープします。膝が前に出すぎないよう注意しながら行いましょう。

お尻・股関節ストレッチ(座ってできる)は、椅子やベンチに浅めに座り、片方の足首を反対側の膝の上に乗せて「4の字」を作ります。背すじを伸ばしたまま上体をゆっくり前に倒し、お尻のあたりが伸びてきたところで20〜30秒キープします。左右交互に行ってください。


こんなときは無理をせず受診を

次のような場合は、「使い過ぎによる一時的な痛み」よりも、関節・靭帯・半月板などのトラブルが隠れている可能性があります。早めに整形外科で状態を確認することをおすすめします。

  • 歩き出しだけでなく、じっとしていても膝や股関節が痛い
  • 階段の上り下りで明らかに片側だけ強い痛みが続く
  • 腫れ・熱を持つ・赤く腫れ上がる
  • 歩行に支障が出るほどの痛みが数日続く

無理に歩き続けるより、一度状態を確認した方が、安全で回復も早くなります。


当院のリハビリテーション科でできること

友成第二医院のリハビリテーション科では、あん摩マッサージ指圧師による関節・筋肉の評価、患者さん一人ひとりの「歩き方」「筋力」「柔軟性」のチェック、日常生活・お出かけ・趣味のウォーキングを無理なく続けるための疼痛緩和メニュー提案を行っています。

「膝や腰が痛くて運動できない」という方こそ、専門家のサポートのもとで安全に動き始めることが大切です。このブログの「フレイル・サルコペニア」の記事でもお伝えしたように、「運動したいけれど体の痛みが不安」という段階でのご相談を特に歓迎しています。


「護国寺の桜を、これからも毎年自分の足で見に行きたい」

お花見ウォーキングは、心身のリフレッシュと運動不足解消にとても有効です。大切なのは「大股でガンガン歩く」より「フォームと準備」を意識すること、ふくらはぎ・太もも・お尻の簡単ストレッチを取り入れると翌日のダメージが違ってきます。痛みが続く場合や不安がある場合は、無理をせず専門家に相談してください。

桜の季節をきっかけに、「歩けるうちに歩いておく」のではなく、「これからも歩き続けるための体づくり」を一緒に考えていければと思います。


友成第二医院(文京区護国寺)/内科・整形外科・リハビリテーション科


参考

日本整形外科学会「変形性膝関節症」(症状・病気をしらべる)

日本整形外科学会「ロコモティブシンドローム」

厚生労働省 e-ヘルスネット「身体活動・運動」

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