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「4月なのに27℃」が危険な理由

── 今週末の高温に備える熱中症対策 ──


「4月だから大丈夫」が一番危ない

今週末(4月11日・土曜日)の東京は、最高気温27℃が予想されており、真夏日に迫る気温になる見込みです。「もう夏みたいだね」と感じながらも、「でも4月だし大丈夫か」と油断してしまう方が多い——そこに今週末の危険があります。

護国寺・目白台・雑司ヶ谷エリアの皆様に向けて、今すぐ知っておきたい熱中症対策をまとめました。


なぜ「4月の27℃」が真夏より危険なのか

熱中症のリスクを高める最大の要因は、じつは「気温そのもの」よりも「体が暑さに慣れていないこと」にあります。

人間の体は、春から夏にかけて徐々に汗のかき方・血流・体温調節のしくみを変えながら暑さに適応していきます(この過程を「暑熱順化」といいます)。ところが4月に急に真夏日近くまで気温が上がっても、体はまだ「春モード」のまま。この状態で激しく動いたり、水分補給を怠ったりすると、真夏と同じ気温でも熱中症のリスクが格段に上がります。

さらにこの時期の特徴は、「朝晩は冷え込み・日中は高温」という大きな寒暖差です。この寒暖差は血圧や自律神経にも負担をかけます。このブログの「春先の血圧の乱れ」「春のめまい・三半規管」の記事でもお伝えしたように、急激な気温変動は心身に思いのほか大きな影響を与えます。


熱中症とはどんな状態か

熱中症とは、高温多湿の環境などで体内の水分・塩分バランスや体温調節機能が乱れ、体温が上がりすぎてしまう状態の総称です。屋外だけでなく、室内でも発症することがあります。

代表的な症状として、立ちくらみ・めまい・気分の悪さ、頭痛・吐き気・だるさ、筋肉のこむら返り(足がつる)、大量の発汗もしくは逆に汗が出なくなる、ぐったりする・反応がおかしい・まっすぐ歩けない、などがあります。重症になると意識障害やけいれんを起こし、命に関わることもあります。


今週末、特に注意してほしい方

「季節外れ」の高温では、次のような方は特に注意が必要です。高齢の方(暑さ・喉の渇きに気づきにくい)、子ども(体温調節機能が未熟)、高血圧・心臓病・糖尿病・腎臓病などの持病がある方、普段あまり汗をかかない・運動習慣が少ない方、新生活や寒暖差で疲れがたまっている方——こうした条件が重なるほど、リスクが高まります。

持病をお持ちの方は特に、「いつもと違うだるさ・息苦しさ・むくみ」を感じたら早めの受診を検討してください。


高温多湿の日にすぐ実践してほしい3つの対策

① 服装と外出時間の工夫

日中の最も暑い時間帯(おおむね11〜15時)の長時間外出はできるだけ避けましょう。外出する場合は薄手の重ね着で暑さに応じて脱ぎ着できるようにし、帽子・日傘を活用して日陰を選んで歩きましょう。環境省の「熱中症警戒アラート」が発表された場合は、不要不急の外出を控えることが推奨されています。

② 室内でも油断しない

窓を開けるだけでなく、必要に応じてエアコンや扇風機で室温を調節しましょう。室温が28℃を超えるようなら積極的に冷房を検討してください。高齢者の一人暮らしでは「暑くても我慢しない」ことが何より重要です。厚生労働省も「暑さを避けること」を熱中症予防の最重要ポイントとして繰り返し強調しています。

③ 水分・塩分補給

喉が渇く前から、こまめに水分をとることが基本です(1回コップ半分〜1杯を数回に分けて)。大量の汗をかく場合は、適度な塩分・電解質も一緒に補給しましょう。アルコールは利尿作用があり脱水を悪化させるため、「水分補給」にはなりません。


こんな症状が出たら、すぐに涼しい場所へ

外出中に次のような症状が出たら、まず「暑さから離れること」を最優先してください。

  • めまい・立ちくらみ・気分の悪さ
  • 頭痛・吐き気・筋肉のつり
  • 汗が出すぎる、またはまったく出ない
  • 顔色が悪い・ぼーっとしている

対処の基本:日陰や冷房の効いた室内に移動する衣服をゆるめて首元・脇の下・足の付け根などを冷やす自力で水分・塩分が取れる場合は少しずつ飲む——この3つです。

改善しない・意識がぼんやりしている・呼びかけに反応が弱い・まっすぐ歩けない——こうした場合は、迷わず救急要請を検討してください。


当院での対応について

「4月なのになんとなくだるい」「急に暑くなって体がついていかない感じがする」——こうした症状が続く場合は、熱中症の初期症状のほか、血圧の変動・自律神経の乱れ・貧血・甲状腺機能の異常など、治療が必要な原因が隠れていることもあります。

当院では、こうした「なんとなく体調が優れない」というご相談を内科の立場からお受けしています。血液検査・血圧測定・問診を組み合わせて、症状の背景を一緒に確認していきます。

今週末の高温を乗り切ることは、これから始まる本格的な夏に向けて体を慣らすよいきっかけにもなります。「4月だから大丈夫」と油断せず、こまめな水分補給と服装の工夫で、安全にお過ごしください。


友成第二医院(文京区護国寺)/内科・整形外科・リハビリテーション科


参考

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